探山訪谷［Tanzan Report］

No.592【ケーブル「延暦寺」駅の眺望】

三石岳（中景中央）の背後は比良山系（権現山・蓬莱山・打見山〜リトル比良の山稜）

遠景は越前・美濃国境の山々（左から上谷山・三周ヶ岳・三国岳・横山岳・姥ヶ岳・能郷白山・金糞岳など）。中景右手の三角錐は曼荼羅山

琵琶湖の対岸に江濃国境稜線が連なる（左から白倉岳・金糞岳・ブンゲン・虎子山・国見山など）

琵琶湖大橋の彼方に沖島と伊吹山（右の湖畔は奥島山の山稜。背後は鈴鹿北部）

伊吹山（琵琶湖に沖島が浮かぶ）

大津市街の背後に袴腰山・岩間山・千頭岳が並ぶ（中景は鷲峰山。遠景に薊岳・大台ヶ原山・三津川落山。手前に額井岳・貝ヶ平山が覗く）

千頭岳（中景左）と音羽山・高塚山の山なみ。遠く大峰山脈・吉野の山々が連なる

大峰の山々（左から大普賢岳・竜ヶ岳・山上ヶ岳・稲村ヶ岳など）

遠景左から弥山・八経ヶ岳・頂仙岳と扇形山（手前左に龍門ヶ岳。中央に御破裂山が見える）

宇治・山科盆地の彼方に金剛山・葛城山が重なる（最遠景中央は奥高野の山なみ。手前は矢田丘陵）

国の登録有形文化財になっているケーブル「延暦寺」駅（比叡山鉄道・「坂本ケーブル」）は展望スポットとして知られる。駅前の広場も見事だが、駅舎の２階にあるテラスがより楽しめる場所だ。視界は比良山系から山科盆地の範囲（東面）だが、季節によっては白山・木曾御嶽を望むことができる。「山の日」であるこの日は、夏にしては遠くの山稜まで眺めることができてなかなかよかった。写真は午前11時前後に撮影したもの（2020.8.10）。

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