探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.580【「紀州富士」の眺望】
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紀ノ川を挟んで横たわる和泉山脈(左から紀泉高原・和泉葛城山・成高峯。鍋谷峠の右に経塚山・三国山・神野山・燈明岳・岩湧山)
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中腹から紀ノ川上流方向を望む(遠景左は岩湧山。右に三石山が並ぶ。背後は金剛山。中景右端のピークは北山)
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金剛山(遠景左)・中葛城山・神福山と中景左は三石山(中腹から)
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遠景左から音羽三山(音羽山・経ヶ塚山・熊ヶ岳)と龍門ヶ岳(前景山腹は赤沼田の集落)
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燈明ヶ岳(左端)から紀泉高原・和泉葛城山・成高峯の山稜(中景は粉河の町と紀ノ川に架かる龍門橋)
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明神岩から望む和泉山脈東部の山稜(和泉葛城山・大石ヶ峰・経塚山・宿山・三国山・岩湧山・金剛山など)
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北西方向の眺め(ボンデン山から三峯山の稜線。背後に六甲の山なみが微かに見える)
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山頂から西方を望む(雲山峰・四石山・お菊山の彼方に淡路島が横たわる)
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 眺望の良さで知られる龍門山(「紀州富士」)だが、これまであまり恵まれることがなかった。この日は晴天が期待できるので、どこまで望むことができるか楽しみである。粉河駅から龍門橋を渡って果樹園の中を進むと、徐々に紀ノ川流域の景色が広がってきた。まず和泉山脈が視野いっぱいに広がり、遠くは音羽三山が特徴あるスカイラインを描いている。勝神(かすかみ)山とも呼ばれるこの山。惜しいことに西側の勝神方面が遮られてよく見えない。
 山道になってからは樹林帯でなおさら見通しが悪く、明神岩でやっと景観を確認する。山頂からのパノラマも、草木が繁茂してとても展望図のような景観は得られなかった。冬枯れの頃にでも来ない限り、かつてのような眺めは望めまい。
 広場で休憩していると、少し遠望がきくようになって淡路島が海の上に浮かんでいる。お菊山とボンデン山の間には明石海峡があるはずだ。残念ながら、その右手に連なる六甲の山なみがかろうじて認められるだけであった(2020.6.21)。
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アプローチ(粉河)から見上げる山容
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