菩提寺山から野洲市の北櫻を経て天山(あまやま・あまのやま)に登り、展望を楽しむ。昼を過ぎてさすがに雲は出てきたが、山々を確認する上での支障はなかった。隣の三上山は大きく手が届きそうな近さだ。琵琶湖に近づいたせいか、湖南・湖東の平野部と湖西方面の様子がよくわかる。なお、近くの旗振山(相場振山)・田中山・城山なども展望に優れている。 気になっていた、我が家から天山が見えるかという疑問は、三上山の北斜面に隠れて居住地は見えないことが判明した。細かいことながら、図版だけでは微妙な関係は判らないことが多い。やはり、好天の日にこの目でチェックする必要がある。 その後、希望が丘文化公園側に下山して峠(野洲中越)を経て野洲駅まで歩く。園内はウォーキングやテントを張って寛ぐ人の姿が目立ち、日常の風景にすっかり戻っていた。 最後に、山名に関する事柄を少し。天山は一般的に「あまやま」と呼び習わしているが、国土地理院の「点の記」では雨山(あめやま)である(四等三角点)。また、希望が丘文化公園の案内図では、東方にある251m標高点を笹尾ヶ岳と表記しているが、「点の記」は八重谷越近くの242.9m峰(四等三角点)を笹尾ヶ嶽(ささおがたけ)とする。ほかに、雨山(Ca.240m/241m)という表記も山行報告にあって、付近の山名は錯綜しており注意が必要だ(2020.5.29)。 |