探山訪谷[Tanzan Report]
space
space
space
space
 No.556【春、栃原岳から広橋梅林へ】
space
200324_1
space
space
西吉野(中景)と高野山(遠景左手)・岩湧山(遠景右)
space
space
space
200324_2
space
space
金峯山(栃原岳)から銀峯山(白銀岳=中央)を望む(中景左は乗鞍岳。間の遠景は伯母子岳。右遠景は陣ヶ峰)
space
space
space
200324_3
space
space
龍門岳(中景左)とピラミダルな烏ノ塒屋山(中景右)(遠景右手は三郎岳)
space
space
space
200324_4
space
space
高見山(右)と左へ天狗山・黒石山など御杖村方面
space
space
space
200323_6
space
space
梨子堂
space
space
space
200323_5
space
space
金剛山(中央左)・大和葛城山(中央右)と二上山(右。広橋梅林から)
space
space
space
200324_7space200324_8
space
space
左=ウメ  右=ミツバツツジ
space
space
space
200324_9space200324_10
space
space
左=シロバナタンポポ  右=ワサビ
space
space
space
200323_11
space
space
イチリンソウ
space
space
space
200323_12
space
space
バイモ(アミガサユリ)
space
space
space
space
 これまでに登山講座で「吉野三山」の二山(銀峯山・櫃ヶ岳)は登ったが、金峯山(栃原岳)は未踏のままだった。梅か桜の花の季節に行こうと考え、3月下旬に計画する。地元(下市町)が山里を結ぶハイキングコースを整備していて、標識も完備しているので気軽に歩くことができる。春らしい景観に出会えるのではないかと期待して出かけた。
 コースは、まず旧上栃原バス停(波比賣神社入口)から栃原岳を往復する。頂上の手前にある展望台では、紀ノ川流域から高野山方面の眺望がすばらしい。また、途中の道では稲村ヶ岳の山稜を望むこともできた。入口の鳥居まで戻り、樺ノ木峠から尾根筋を梨子堂の集落へ向かう。ここも展望のよい区間があって、高取山から音羽三山・龍門岳が北側に横たわる。東北東には鋭い山容の高見山が聳え、間に曽爾・御杖村方面の山々を見ることができた。
 開けた尾根と緩やかな山腹に梨子堂の集落があり、静まり返った山里はよき日本の風景である。雄大な眺めを楽しみながら休憩した。全体的に梅花は遅かったものの桜が咲き始めており、緑を背景にピンクが彩りを添えている。天誅組砲台跡から広橋梅林に下り、何度も通って馴染みになった学校跡の建物が残る広橋峠に向かう。法泉寺の西側から梅林を下り、乳屋辻バス停から下市温泉のある岩森バス停まで歩いた。
 樹木や眺めもすばらしかったが、足許には草花が咲き始めていて、スミレを中心にイチリンソウやバイモも見ることができた。
 予定になかったものの、バスを待つ間に駅近くまで行けそうなので約4キロを歩く。下市の古い町には風情ある景観が点在していた(2020.3.24)。
space
space
200324_13
space
space
下市の料理店(つるべすし 弥助)
space
space
space  →「探山訪谷」へ戻る→ホーム(トップ)へ戻る space