探山訪谷[Tanzan Report] |
No.54【春の息吹を探して――滝又ノ滝】 |
日射しを浴びてヤマザクラが浮かび上がる(轟谷) |
ドライブの人も立ち寄る滝又ノ滝 |
左=岩場に群生するイワウチワ 右=因果居士が隠棲していたとされる岩屋 |
竜ヶ坂の鞍部にある石室 |
南方には愛宕山の山塊が望める |
「全国隠れ名山」で滝又ノ滝を取り上げ、昨春に開通した「京都一周トレイル京北コース」を発信する機会を得た(『山と溪谷』 2011 March No.911 山と溪谷社 2011年2月15日発売)。旧北桑田郡京北町は京都市右京区になり、地域性をアピールし振興をはかるためにも、こうした取組みが求められていたのだろう。 周山を中心に一周した印象は、各地に点在する見どころを川に沿った道や峠越えで繋いであり、丹波の風土を感じられるよう考えられている。北山杉の林が中心だが、自然林も一緒に楽しめないものだろうか。周山城址などの歴史的な舞台や人々の暮らしにかかわる要素が加えられたら、もっと素晴らしいトレイルになることだろう。 |
『山と溪谷』(2011 March No.911 山と溪谷社 2011年2月15日発売)の誌面 |
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