探山訪谷[Tanzan Report] |
No.536【藤原宮跡あたりを歩く】 |
畝傍山(天香久山から) |
金剛山(左)と葛城山(天香久山から) |
三輪山(右)と龍王山の尾根(下八釣町で) |
畝傍山の背後に金剛山・葛城山が横たわる(藤原宮跡で) |
大極殿跡から望む天香久山(前景)と音羽三山(遠景左)・御破裂山(中景右) |
天香久山(前景)と高取山への山稜(中景)。遠景は大天井ヶ岳・山上ヶ岳方面(耳成山から) |
畝傍山(耳成山から) |
畝傍山・天香久山・耳成山を結ぶ三角形の中に藤原京が営まれた。大和三山と呼ばれるこれらの山々を山登りとして捉えると物足らないが、古代の舞台を訪ねる視点を盛り込めば興味深い時間を過ごすことができる。入門者向の登山講座で、以前に畝傍山から今井町の古い町を訪れたことがあり、続編としてあとの二山を計画した。 畝傍御陵前駅から本薬師寺や紀寺跡を経て天岩戸神社に達し、まず南側から天香久山へ登る。天香山神社へ下りて次は平野部を藤原宮跡めざして進む。天気に恵まれたので周辺の山々が美しい。昼食後は醍醐町から耳成池に向かい、山口神社を経て耳成山に登った。山中では眺望が得られるようところどころ切り拓かれ、それぞれ三山を望むことができるようになっている。 史跡も外すことはできない見どころだが、私の興味としては古い街道や集落の佇まいを巡る時間がよかった。今回は、下八釣町・高殿町・醍醐町・八木町を歩き地域の空気に触れることができた(2019.12.9)。 |
左=高殿町 右=八木町(下ツ道と横大路が交差する札ノ辻付近) |
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