探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.53【厳冬の比叡山を歩く】
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 比叡山(左)と峰道の稜線
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 元三大師堂(四季講堂)
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 左=慧心僧都墓への石段  右=東海自然歩道も雪がたっぷり(脱ヶ尾谷)
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 左=凍り付いた清水(西塔・釈迦堂前)  右=ヤマメ(大宮川)
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 今冬の気象はなかなか厳しく、1月の比叡山では雪の消えることがなかった。2月初めの積雪は、東面で標高400m付近より上部、北面ではそれ以下の高度でも根雪になっている。参拝者や観光客の多い東塔はそれなりに除雪されているものの、西塔と横川はまだまだ雪に閉ざされている。峰道は20cm〜60cmの積雪があり、少ない場所でも凍結しているので冬用の登山靴が必要。大宮川は悲田谷出合より上流で雪道となり、近年にない様相を呈している。
 三塔のなかでも横川がとくに多く、元三大師堂は雪下ろしをした雪に囲まれ、慧心僧都墓へはラッセルしないと辿り着けなかった。水井山東面から北へ流れる脱ヶ尾谷は急坂が凍てつき、東海自然歩道ではアイゼンを装着するパーティが目立った。
 近年にない状況だけに、気を引き締めて足を運べば、思いがけない光景と出会えるかもしれない。楽しみな厳冬期である。(2011.2)
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