探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.520【槍ヶ岳で眺望を楽しむ】
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遠景左から雨飾山・焼山・火打山・妙高山・黒姫山・飯綱山と手前に戸隠連峰(高妻山など)が重なる(中景左から唐沢岳・餓鬼岳・燕岳)
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遠景左から岩菅山・草津白根山・四阿山と浅間山の山群(中景左は大天井岳から横通岳の稜線。前景は東鎌尾根)
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遠景左は位山と後ろに鷲ヶ岳。右に白山の山なみ。最遠景中央は能郷白山・石徹白の山々と大日ヶ岳(中景は錫杖岳・クリヤノ頭・笠ヶ岳)
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前穂高岳(前景右)の後ろは中央アルプスの山々(遠景)。中景は経ヶ岳・鉢盛山など(遠景左は南アルプス)
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浅間山(遠景左)と美ヶ原(中景右)の山々(前景右のシルエットは常念岳)
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蓼科山(左のドーム状)と八ヶ岳連峰(奥に奥秩父の山が見える)
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富士山(遠景左)と南アルプスの山々(左から鳳凰三山・甲斐駒ヶ岳。最高峰=北岳の前に仙丈ヶ岳。以下、塩見岳から光岳が連なる)
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 裏銀座の縦走も後半。三俣蓮華岳・双六岳を経て西鎌尾根を進むと、どんどん槍ヶ岳が近いづいてくる。期待が高まる時間だ。最後は穂先をめざして一気に高度を上げるが、参加者にとってはもっとも苦しい区間であろう。若者のパーティも疲労の表情がありありと出ていた。あえぎながら登り切ると、肩の小屋の前ではすばらしい眺望が広がる。昼間は雲が多かったものの、夕刻を迎えて徐々に青空が戻ってきた。
 小屋に荷物を置き、必要最小限の持ち物で頂上に向かう。全員で登頂を祝い、ゆっくりと記念撮影や山座同定をしたかったが、午後4時を過ぎて気温が下がり風も強いので早々に引き上げた。なかでも、西側はとくに遠方まで山が認められる。最遠景はどうやら伊吹山のようであり、その左手には鈴鹿の山も見えたようだ。
 翌朝は雲間から東側の景観を楽しむことができた。4日間の行程を振り返りながら望む山々に、また新たな希望が芽生えたことだろう。朝食前の心地よいひとときだった(2019.9.19/9.20)。
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