探山訪谷[Tanzan Report] |
No.519【硫黄尾根】 |
天気が回復。鷲羽岳では硫黄尾根が姿を現した(遠景は北鎌尾根。前景は鷲羽池) |
硫黄乗越近くから望む硫黄尾根(遠景は唐沢岳・餓鬼岳・燕岳) |
千丈沢乗越近くから見た硫黄尾根(遠景は後立山連峰) |
中景左から野口五郎岳・三ツ岳・不動岳・針ノ木岳・蓮華岳(遠景左は立山連峰と剱岳。右に旭岳・白馬岳・鑓ヶ岳と鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳) |
高瀬川源流域に特異な表情を見せる硫黄尾根。千丈沢と湯俣川に挟まれたエリアである。火山活動による荒々しい赤茶けた地形が、この付近では異質な景観を呈している。北鎌尾根とともにバリエーションルートとして知られるが、登攀技術だけにとどまらない総合力が必要な尾根だ。末端に盛り上がる硫黄岳から赤岳を経て左俣岳近くの主稜までアップダウンを繰り返す。 一般的には天をつく槍ヶ岳の山容に目を奪われがちだが、若い頃から関心を持ちつづけてきた。主に積雪期がよく登られるものの、無雪期の記録も散見できる。きちんとした報告を拝見すると、若者たちにとって今も魅力があるようで嬉しい(2019.9.18/9.19)。 |
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