探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.509【質志鍾乳洞】
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「黄金柱」「岩戸唐滝」
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「地蔵岩」
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第三洞への立坑
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第四洞への立坑
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左=一部に氷柱のような鍾乳石と石柱  右=地衣類が表面を覆う
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 「京都再発見」の講座で京丹波町にある質志(しづし)鍾乳洞へ行った。京都府内にある唯一の鍾乳洞で、1927(昭和2)年に発見され府の天然記念物に指定されている。以前から気になっていたものの、遠方なのでなかなか機会がなかった。暑い時期を狙って計画したが、鍾乳洞公園だけでは時間が余るため質志から三ノ宮まで歩く予定だ。
 鍾乳洞の規模は小さいが、入れる延長は約55メートル、深さは約25メートルである。大きく四つの洞で構成されている。入った途端に汗が引き、湿度は高いものの心地よい。気温は13℃だった。年間を通じて12℃前後だという。光の当たるところは植物や地衣類が見られ、コウモリも生息している。
 寄り道スポットとして、式内社の酒治志(すじし・すちし・さかじし)神社や山内孫太郎久豊が城主を務めた三之宮城があり、時間があれば岩屋山不動ノ滝も考えていた。ところが、三ノ宮に近づいた時点で激しい夕立に見舞われ、神社の拝殿でバスの時刻まで雨宿りしなければならなくなった。残念だが、またどこかと一緒に訪ねるつもりである(2019.7.23)。
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三ノ宮にある酒治志神社
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