探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.500【由布岳に登る】
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東峰(左)と障子戸の岩稜
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剣ヶ峰から左にお鉢めぐりの尾根がつづく(東峰から)
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マタエ(鞍部)と障子戸
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飯盛ヶ城から鶴見岳を望む(中景の鞍部は日向越)
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水用パイプが敷かれた牧場跡を下る
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 別府から九重へ行く途中に由布院温泉があり、せっかくなので一泊して由布岳へ登る計画にした。「豊後富士」と呼ばれて親しまれるトロイデ型の秀峰だ。九州横断道路(「やまなみハイウェイ」)からは刻々と変化する山容を車窓に見るが、残念ながら九重からは望むことができなかった。
 金鱗湖近くの宿を出発して西(岳本)登山口から合野越に達し、南(正面)登山口から来る登山道と合流すると急な斜面をジグザグに進む。新緑の広葉樹が美しく、知らないうちにマタエの直下までたどり着く。みごとな道のつけ方である。東峰(東ノ岳)と最高峰の西峰(西ノ岳)の鞍部に着くと強い風とガスに取り囲まれ、お鉢めぐりは微妙な状況になった。とりあえず、障子戸の岩場を越えて最高地点をめざす。しばらく待ったが、視界が悪くそれぞれのピークを往復することにした。
 時間的な余裕ができたので、下山時に飯盛(いもり)ヶ城へ立ち寄る。午後になって再び晴れ間が戻り、この日はじめて鶴見岳の山容を望むことができた。緑のスロープが美しい牧野や木陰の水場を楽しみながら、最後は観光客に混じって由布院駅まで歩く(2019.6.21)。
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由布院駅前から仰ぎ見る由布岳
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温泉水の金鱗湖(岳本)。絶滅危惧種の巻貝(オンセンミズゴマツボ)が生息する
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