探山訪谷[Tanzan Report] |
No.489【初夏、朽木の山】 |
ホンシャクナゲ |
群生地の尾根を登る |
左=シャク 右=オオイワカガミ |
左=ハルリンドウ 右=イワウチワ |
左=オダマキ 右=ラショウモンカズラ |
平良 |
武奈ヶ岳(左)と御殿山 |
桑谷山(中景右)と峰床山(遠景) |
正座峰の彼方に葛籠尾崎・山本山・竹生島が浮かぶ(遠景は金糞岳) |
落葉広葉樹の新緑とシャクナゲの花を期待して、朽木のヘラ谷奧(イチゴ谷山)と経ヶ岳へ出かけた。イチゴ谷は久多側の谷名である。この山域では以前にも満開のシャクナゲの群落に出会ったことがあり、その時の喜びを再現できればと期待していた。 植林地を外れると淡い緑が照り輝き、ユズリハで埋め尽くされた尾根を登る。昨秋の台風による影響か大きな倒木も目立つ。上部は周囲が花で彩られるシャクナゲの林になった。濃淡のある紅色で埋め尽くされ、歓声が次々と上がった。ところどころで展望がきき、比良や北山のピークが姿を見せる。もっともすばらしかったのは、朽木の山々を前に琵琶湖が横たわる景観だった。また、経ヶ岳付近の稜線では作業林道が敷設され、『高島トレイル』も一部はそれを使うよう標識が設置してあった。 針畑川流域は里の風景も美しく、平良の集落ではカジカが鳴いて田圃に水が張ってある。北側の桑原では道端で山里の草花が陽光に輝いていた(2019.5.10)。 |
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