探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.467【嶽山(菟田野)を訪ねる】
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遠景左から龍門ヶ岳・熊ヶ岳・経ヶ塚山・音羽山の山稜
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中景左から巻向山・龍王山・伊那佐山(遠景は生駒山の山稜)
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遠景左から鳥見山・貝ヶ平山・香酔山・額井岳・戒場山
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高城山・三郎ヶ岳
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大峰主稜(大天井ヶ岳から吉野へ)
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中景のピラミダルなピークは烏ノ塒屋山(遠景右は龍門ヶ岳)
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 宇陀市の菟田野区にある大師寺は、幕末の石工=丹波の佐吉(村上照信)による石仏群があることで知られる。四国八十八所を模したミニ巡礼道があり、大師像とともに山中に祀られている。その東側に入谷(にゅうだに)山があって、なかでも嶽山は展望に優れる。周辺の最高峰である見山(みやま=岳山)も一緒に歩こうと計画した。
 寺の入口にある第一番(霊山寺釈迦如来)を出発し、庚申と彫られた標石から尾根を東に進む。入谷山手前の尾根の南直下には奥宮社が祀られ、磐座が朱塗りの柵で囲まれていた。ここは菟田野大神にある神御子美牟須比女(みわのみこみむすひめ)神社(式内社)の奥宮と思われ、大神神社との関係も深い。嶽山の標高610メートルには「嶽 区民の森」の展望台があって北面のパノラマが展開している。台風の被害跡を整備して桜が植えられ、今では花期に多くの人で賑わうようだ。東吉野から大宇陀周辺、榛原から三郎ヶ岳にかけて山々の景色が広がっている。樹木の間には二上山の一部や遠く生駒山の山稜も横たわっていた。
 嶽山の南面が開かれ大峰の山なみも眺められる。残念ながら、標高の高いエリアは雲に隠されていた。烏ノ塒屋山も目立つ。せっかくなので、見山の三等三角点(円覚寺)を往復した。
 展望台まで戻り、あとは名前の付いた奇石群を順番に訪ねる。蛇石は、元は蛇のように長い姿だったようだが、現在では樹木が成長してその一部しか見ることができなかった。同じような石が各所に点在するため、唐戸の寝石を見つけるのに時間がかかる。
 バスの時間があったので、内牧川に沿って旧道を歩けるところまで歩いた(2019.2.8)。
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左=平井大師山の八十八所石仏(第九番法輪寺釈迦如来)  右=奥宮社
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左=嶽山山頂の石仏  右=蛇石
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立石
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左=嶽太郎  右=嶽次郎
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左=嶽三郎  右=唐戸の寝石
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