先週末から冬らしい天候がつづいていて、大江町(福知山市)にある烏ヶ岳と鬼ヶ城へ行く日がどうなるかと気を揉んでいた。週間天気予報でも日本海側は降水確率が高く、展望を期待する山行だけに前日の判断とする。「てんきとくらす」や気象庁の予報は芳しくなかったが、“Mountain Weather Forecasts” だけは低気圧が東へ抜けた後の小康状態を予想天気図で感じることができた。風の強さもそれほどでなく、積雪も数センチを示している。フリージングレベルは標高550メートルであった。うまくすれば、眺望も期待できる印象だ。 当日は京都府内を北上するにつれて雨の強さも増したが、石原(いさ)駅から登山口の印内に来ると青空まで見られるようになった。中腹から上部はうっすらと雪化粧している。ときおり雲に覆われて雪が降り、しばらくすると雲が切れる状況がつづく。一等三角点の烏ヶ岳山頂では、風もなく日向でゆっくり昼食をとることができた。北から西にかけては雲に覆われ、残念ながら景観はまったくない。鬼ヶ城ではさらに積雪が10センチほどになって、雪山の空気に包まれた。 観音寺へ下山し、八十八所巡礼や仁王門で時間を潰す。印内と観音寺。雨には降られず好ましい山里の風景が印象的な一日であった(2018.12.14)。 |