探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.432【夜叉ヶ丸から周囲を見渡す】
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左は三周ヶ岳、右は黒壁山(高丸)。手前左に夜叉ヶ池が見える
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日野山(中央)・野見ヶ岳(右)の山稜
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能郷白山(左)とイソクラ(中央)
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蕎麦粒山(中央左)から天狗山の山稜(小津権現山が右後ろに重なる)
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1206m峰(前景左)の彼方に金糞岳(中景)と伊吹山(遠景)が重なる
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湖北(前景)と野坂山地(遠景)の山々
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上谷山(前景右)の向こうに敦賀湾が覗く。遠景左は野坂岳、手前に大黒山。その右に久須夜ヶ岳が姿を見せる
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 日曜の登山講座で越美国境にある夜叉ヶ丸へ出かけた。森林管理署の案内板では「夜叉ヶ池山」と表示されるピークだが、長く親しんだ山名をぜひ使いたい。今回は福井県側の岩谷から登る。
 ブナ・トチノキなどが林立する樹林はすばらしく、谷筋や尾根の上部では風が通って爽やかだった。道端にはイワタバコやヒヨドリバナの花も咲いていたが、キンミズヒキやモミジハグマ・クルマバハグマ・アカソ・コアカソ・テンニンソウなど秋の花も目立つ。モズの鳴き声も聞くことができた。
 夜叉ヶ池で昼食を取り、稜線へ上がると周囲の山々が一斉に姿を覗かせる。ピークが近づくにつれ、360度の大パノラマ。雲の多いのが残念だが、足繁く通った馴染みの山々との対面が嬉しい。これまで講座で出かけた山も多く望むことができ、参加者でその時の話に花が咲いた。
 このコースでは、岩谷左岸の標高670m付近にあるトチノキ2本(大きい方の推定樹齢は300年)と登山口のカツラ(推定樹齢400年)がとくに見事だった(2018.8.19)。
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夜叉ヶ池
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トチノキ(大きい方=樹高35m、幹周10m)
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カツラ(樹高32m、幹周6.4m)
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