探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.399【熊野古道「伊勢路」を歩く(3)】
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左=獅子巌  右=花の窟神社
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史跡「立石の道標」
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七里御浜〔後方は鬼ヶ城と猪ノ鼻・魔見(まみる=マブリ)ヶ島〕
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亀島の石灯籠
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左=坂ノ峠の石畳(天保五年の地蔵尊前)  右=法界塔が立つ風伝峠
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尾呂志付近の雄大な景観
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左=上野の大杉  右=オウレン
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左=通り峠の石畳  右=丸山千枚田(展望台から)
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丸山(紀和町)方面を見下ろす
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 熊野古道「伊勢路」の旅も三年目になり、巡礼道である浜街道と本宮道に分かれる地域へ入った。有馬(熊野市)の三叉路には文化三年の道標があって分岐を確認する。一日目は浜街道の北側半分を当て、翌日は神木(こうのぎ=御浜町)から横垣峠・坂ノ峠・風伝峠・通り峠を越えて紀和町丸山(熊野市)へ向かう。
 今回も天気に恵まれ、穏やかな太平洋を見ながら阿田和(御浜町)まで浜辺と防風林の中を歩く。高波のせいか、遊歩道の流失している箇所があった。また、坂ノ峠の西側が大規模な崩落で古道(世界遺産指定部分)が消失しており、阪本神木林道を一部区間歩いて繋ぐ。この付近を案内する数年前のパンフレットはルート図が間違っており、現地ではその道を確認するのに時間がかかる。最新のウェブサイトは正しく記載されており、あらかじめ情報をチェックしておくべきだった(御浜町の「通行止区間」図など)。
 風伝峠付近ではオウレン(セリバ?)やバイカオウレンの花が咲き始めていた。通り峠は熊野古道でないものの、長い石畳の残る道が丸山へつづいており、見どころのあるコースである。いずれにせよ、伊勢路のメーンの峠に比べ歩く人が少ないのか、やや寂れた印象を受けた(2018.2.24〜2.25)。
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