探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.349【荒島岳・赤兎山】
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 荒島岳登山道から大野盆地を見下ろす(右は小荒島岳)
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 「トトロの木」(勝原登山道820m地点)
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 左=あちこちでササユリが咲く登山道  右=雨に煙る九頭竜川右岸の山稜
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 左=マイヅルソウ  右=ギンリョウソウ
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 ブナ林(小原峠付近で)
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 赤池(灌木にモリアオガエルの卵塊がぶら下がる)
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 左=ニッコウキスゲ  右=ウラジロヨウラク
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 左=イワイチョウ  右=ゴゼンタチバナ
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 左=ツマトリソウ  右=ミツバオウレン
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 左=オオバミゾホウズキ  右=ホウチャクソウ
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 左=ユキザサ  右=イワカガミ
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 講座の受講生から希望が寄せられていた越前の荒島岳と加越国境の赤兎山へ出かけた。うまくいけば、梅雨の中休みで周囲の展望が得られるかもしれないと期待していたが、梅雨前線の北上と一緒に我々も福井へ向かうことになった。
 京都から日帰りで登るには、両山ともややハードな行動をしなければならないので、鳩ヶ湯で泊まる企画にした。ところが数年前に建物が倒壊して宿泊できない事態となり、想いと異なる建物が昨年再建された。かつて、下山した折に入湯し山菜などを食べさせてもらった記憶があるので当時の印象を壊したくなかった。そこで、少し離れた別の宿を選ぶ。「荒島岳登山と宿泊」のプランがある温泉で、激しい雨の音を聞くこともなくゆっくり休むことができた。
 計画ではタンドウ谷道で赤兎山へ登る予定だったが、前夜からの降水量がかなり多く渡渉は困難と判断する。そこで、和佐盛平から小原峠を経て赤兎平を往復するコースに変更した。ガスや雨の中を歩く2日間になったものの、ときおり覗く景観と多くの草花がみんなの目と身体を慰めてくれた。ただ、ブヨなどに刺されない対策が大事だと思い知らされる。2日目になって何人もの方の顔や腕が腫れ上がった。回復には数日かかることだろう。また、ポイズンリムーバー(吸引器)の威力も実感する山行だった(2017.6.30〜7.1)。
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