探山訪谷[Tanzan Report] |
No.347【園部を歩く】 |
胎金寺山「口の大杉」 |
胎金寺山「奥の大杉」 |
左=摩氣神社 右=山室家の屋敷と胎金寺山 |
左=ウツボグサ 右=イチヤクソウ |
左=国道9号から見る天神山 右=後脚を上げた阿形の狛犬。姿態がユニークだ(生身天満宮参道) |
遠景は地蔵山の山稜(天神山の岩場から) |
八ツ尾山(左中景)と半国山(右遠景) |
「歩いて京都を再発見する」トレッキング講座で園部町(南丹市)を歩いてきた。初めに胎金寺(たいこんじ)山の大杉(天狗杉)と摩氣(まけ)神社を訪ね、その後に生身(いきみ)天満宮や園部城址・城下町を廻って園部駅へ戻った。 式内社の摩氣神社周辺は美しい山里風景が広がり、時代劇の撮影などにもよく使われるという。水霊がいるとされる社殿の覆い屋も美しく、その水を使った造り酒屋(廃業)の蔵と屋敷が景観を纏めている。夏の花がいろいろ咲き始めていた。 生身天満宮には、代官だった武部源蔵を祀る社と墓もあった。氏が菅原道真から慶能(八男)の養育を頼まれ、菅公の木像を祀ったことが「日本最古の天神さん」と称される所以である。園部城の築城に伴い、川に囲まれた小麦山(子向山)から現在の地へ移築されたらしい。解散後に立ち寄った背後の天神山からは、思いがけない遠望が得られた。 園部城は天守がない陣屋形式の城郭である。日本で最後に造られた城とされ、その城門は現在も京都府立園部高校の校門として利用されている(2017.6.20)。 |
→「探山訪谷」へ戻る|→ホーム(トップ)へ戻る |