探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.329【伊勢路を歩く(荷坂峠・ツヅラト峠)】
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 荷坂峠・沖見平の眺望
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 猪垣(片上川上流)
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 シダレザクラ(片上)
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 ツヅラト峠の眺望
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 相賀・天狗倉山方面を望む
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 峠道を守る野面乱層積みの石垣
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 春の「青春18きっぷ」を使って伊勢と紀伊の国境にある熊野古道を歩いてきた。ツヅラト峠と荷坂峠を日帰り2回で行くプランだ。古くはツヅラト峠が使われたが、江戸時代中期に紀州藩の街道整備で荷坂峠が本道になった。
 紀勢本線は普通列車の本数が少なく、駅の出発が午後になる。その日のうちに帰れるようどちらも2〜3時間しか行動できないが、1回は滝原にある瀧原宮へ行くため松阪まで近鉄を利用した。
 荷坂峠に出かけた3月30日は伊勢側の桜は咲いていなかったが、紀伊側の紀北町片上で満開の桜に出会うことができた。1週間後にツヅラト峠へ向かったが、滝原辺りでは満開の木も数多く見ることができた。しかし、出発地点(梅ヶ谷駅)に隣接する八柱神社では1週間たっても大半は蕾のままである。
 2月に出かけた三木里(尾鷲市)から木本(熊野市)までの伊勢路に比べ、古道の様子は印象にやや欠ける。しかし、内陸部を歩いてきて峠から望む初めての海は、巡礼する人々にとって気持ちや覚悟のうえで大きなインパクトを与えたのではなかろうか(2017.3.30/4.5)。
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 滝原付近の大内山川
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 皇大神宮(内宮)別宮の瀧原竝宮(左)・瀧原宮(右)
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