探山訪谷[Tanzan Report] |
No.328【中辺路を歩く〔宮原(有田市)〜湯浅(湯浅町)〕】 |
糸我峠への道(宮原側) |
左=「白河法皇みくるまをよせたまいし旧跡」の「証」石 右=柑橘類の栽培地を縫って峠へ向かう |
糸我峠から湯浅を方面を見下ろす(遠景の山稜は白馬山脈) |
左=方津戸峠近くに湧く「弘法井戸」 右=湯浅・立石の道町(どうまち)標石 |
3月末に紀三井寺とその背後にある名草山を計画していた。どちらも桜の名所なのでその時期を考えたが、今春はどこも開花が遅れてわずかにヤマザクラが見られる程度。他の花が春を告げているのに、桜だけ開花の条件が整わなかったのだろう。山頂と山中で和歌浦や和歌山城の眺望を楽しみ、紀三井寺の参拝時間を見越して早めに駅前で解散した。 みなさんと別れてから、まだ時間があるので中辺路の一部を歩こうと電車に乗った。時間は2時間ほどしかないため、紀伊宮原駅を起点に湯浅駅まで、糸我(いとが)峠と方津戸(ほうづと)峠を越える道にした。途中には糸我王子と逆川王子があり古い標石がいくつも見られる。景観的にも歴史的にも、見どころの多い区間だった。かつて、中辺路はウォーキングの取材で部分的に歩いているが、時間を見つけて今後も繋げていきたい(2017.3.28)。 |
名草山山頂 |
和歌山城 |
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