探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.325【芳山石仏(位置の間違いを訂正)】
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 標識が設置された八王子社からの道
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 芳山石仏(二尊石仏・三面石仏)
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 春らしい風光を求めて、奈良市東部の忍辱山から誓多林町を経て「滝坂の道」を高畑町まで歩いてきた。この日いちばんの見どころである芳山の二尊石仏(三面石仏)は奈良時代後期の作といわれ、周辺の数ある石仏の中でも特筆できる尊像だろう。
 上誓多林には新たに標識が設置され、だれでも現地まで辿り着けるようになっていた。もともと石切峠は歩く人が多く、それだけ興味を持つ人が増えた結果ではないだろうか。
 ちょうど一日のコースとして、忍辱山から出発する。大半は東海自然歩道だが、車道を避けるため回り道もした。念のためGPSでルートを確認しつつ歩いたが、肝心の石仏への山道と場所の間違いが判明。感覚に頼っていたこれまでの読図の限界を痛感した。
 また、国土地理院のサイトで閲覧できる地形図の最新版は、旧版に比べ徒歩道(幅1.5m未満)の精度が格段に良くなっており、それも検証することができた。
 No.222で取り上げた『いにしえをめぐる 奈良の山歩き里あるき』(淡交社 2015年)の7ページ図版を訂正し、ここに正確なものを掲載する。読者の皆様にはお詫び申し上げます(2017.3.19)。
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 左=忍辱山円成寺の参道  右=誓多林町(萬福寺前で)
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