探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.319【猪背山と信楽川】
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 鷲峰山(左)
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 猪背山(稜線の送電線鉄塔から)
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 左=猪背山の山頂  右=脇出への尾根道
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 脇出付近の旧道
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 富川の磨崖仏(阿弥陀三尊)
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 信楽川大滝
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 笹間ヶ岳(大石小学校付近から)
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 田上と信楽(宮尻)の間にある猪背山は、干支の年には注目を集めるものの普段は静かな山である。久しくこの辺りを歩いていなかったので、登山講座で出かけてみた。大津市側は交通の便が悪いため、信楽町内のバスを使ってアプローチを図る。終点の宮尻に着いたのは、午前11時30分になっていた。
 すぐ西側の大津市に入り、富川地区の納所から登り始める。林道を離れ、尾根に出た送電線の鉄塔で昼食休憩をとる。倒木などで道が不明瞭になっており、稜線に上がって位置を確認する。谷を挟んだ東側には、日当たりのよい山腹に茶畑が開かれていた。山頂から脇出へのルートは地形が複雑なので、みんなで地図を読み慎重に下る。途中にある山ノ神の祠も朽ちたのか、確認できずに通り過ぎた。
 脇出に降りてから、信楽川に沿ってバス停のある大石まで歩く。途中には重文の春日大社本殿や大滝・烏帽子岩など見どころが多い。富川磨崖仏(「耳だれ不動」)は、周辺に点在する磨崖仏のなかではもっとも見事な阿弥陀仏であろう(2017.2.28)。
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