探山訪谷[Tanzan Report] |
No.294【七種山の岩尾根歩き】 |
左=「つなぎ岩」 右=「笠岩」 |
七種槍を下る |
393.4m峰下部の岩場 |
播磨には岩山が点在し、これまでにも登山講座であちこちの山に出かけてきた。この秋から冬にかけては兵庫県の山を対象にしており、今回は姫路市(夢前町)と福崎町に跨がる七種山である。京都からだと距離があるので、福崎駅からのアプローチはタクシーを使って時間の短縮を図り、七種山と七種槍をめざした。「七種三山」と呼ばれる三座のうちの二座で、七種薬師も機会があれば登りたい。 作門寺の山門から入山すると、まず七種ノ滝で知られる七種神社周辺の岩場が現われ、この日の期待を高めてくれる。七種山には「つなぎ岩」と「笠岩」があって、地質や地形の特徴を確認することができた。七種槍からの岩尾根では慎重な行動をとるよう注意したが、フィックスロープが切れて危ない場面もあった。「ロープは頼らない」「ストックは使わない」「不安を感じたら三点支持(三点確保)」――毎回これらを声に出して注意喚起しているものの、意識せずに惰性でつい行動してしまう。この日はステップアップのクラスだったが、もういちど基本に立ち返る必要を感じた。余裕をもって行動できる人からは高評価の声が聞かれた(2016.11.11)。 |
左から七種薬師・七種山・七種槍 |
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