探山訪谷[Tanzan Report] |
No.288【比良・烏谷山の展望】 |
北東方向の眺め(左に堂満岳と釈迦岳が重なり、琵琶湖の向こうに伊吹山が見える) |
鈴鹿・霊仙山 |
遠くに中央アルプスが見える(木曾駒ヶ岳・宝剣岳・三ノ沢岳) |
北西方向の眺め(手前に鎌倉山の尾根。中景に府県境稜線の山々。遠景は長老ヶ岳・地蔵杉と由良川源流の山) |
三国岳・経ヶ岳付近の稜線 |
西側には丹波高原の山々が連なる |
南東方向の眺め(鈴鹿・御池岳から南部の稜線。手前は沖島と奥島山の山なみ) |
鏡山・十二坊・三上山の背後に鈴鹿南部と経ヶ峰の山稜が横たわる(右中景は飯道山) |
左からシャクシコバノ頭・武奈ヶ岳・コヤマノ岳 |
なかなか秋らしくならない今年の10月だが、澄んで乾いた空気と展望を期待して比良へ行ってきた。かつて、湖岸から葛川方面へ越える主要な峠道だった葛川越を登り、下山は逆に安曇川筋から荒川へ向かう荒川峠を利用した。以前は、大岩谷を遡る葛川越が荒川峠道よりよく利用されていたが、現在は逆で不明瞭になっている。大岩谷上流から比良岳の方へ上る「中ユリ」も同様で、急斜面の崩落などが大きな原因だろう。西の白滝谷側は、我々がよく通っていた頃でも既に廃道となっていた。荒川から山中に入ると随所で古道の面影を見ることができ、久方ぶりで歴史ある道をトレースすることができた。 二つの峠の間に烏谷山がある。午前中は雲が多かったものの、山頂へ着いた頃にはすっかり青空に覆われ、岩場や山頂から周囲の眺望を満喫した(2016.10.14)。 |
緩斜面に残る炭焼きの痕跡(大岩谷上流で) |
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