探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.287【鈴鹿南部のキレット】
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 唐木山のキレット
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 主稜はあちこちでヤセ尾根になる
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 686m標高点西側のキレット
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 キレットの西側にある小ギャップ(ロープがセットされた巻道)
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 案内書に紹介するコースの確認作業で、鈴鹿山地の主稜最南部を歩いてきた。標高は低いものの岩場やガレが各所に隠れており、2.5万図では読み切れないアップダウンを強いられる。今回は坂下峠から油日岳の区間で、詳細な写真を撮ることも目的であった。
 大きなギャップは2箇所あり、唐木山東面と686m標高点の西側に位置する(鞍部=668m)。露岩記号で標高差が読めなかったり、20m以内の岩場なので計測にGPSは欠かせない。おかげで、きちんと位置関係が判明した。等高線が数本ある上り下りの地形は、距離があるだけに岩場と切れ込みがないことも分かった。たとえば、686m標高点東側のピーク(ca.670m)とその東側ピーク(ca.670m)の間や「望油峠」と呼ばれる鞍部の前後などは傾斜が緩やかである。地形図の表現の限界を知ることは、読図をする上でなかなか面白い要素だと感じた(2016.10.7)。
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 坂下峠南側のガレから紅皿岳・長石山の尾根を望む(遠景左は飯道山・阿星山、遠景右は比良山系)
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