探山訪谷[Tanzan Report] |
No.283【林道になった和邇越の道】 |
ズコノバン |
旧道(左)と交差しながらつづく新道(林道) |
比良山系の南端に小さな三角形の霊仙山があり、権現山との鞍部にかつて安曇川筋と湖岸をつなぐ道があった。和邇越と呼ばれ、今のアラキ峠とズコノバンを経由する峠道である。 ここに林道が通じたというので、確認したいと思っていたところ霊仙山で写真を撮る機会に恵まれた。そこで、栗原から電波中継所を経て山頂に達し、ズコノバンから栗原へ周回してみた。三年前に来たときは良い雰囲気の樹林と峠道だったが、ほぼその道筋に折り返しながら新道がつけられている。どうも昨年に敷設されたようで、ズコノバンから北へ200mほど先まで延びているようだ。深く掘り込まれた権現参りの旧道は寸断され、歴史的景観は大きく変わろうとしている。 この日に出会った花とキノコは以下のとおり。そのほか、ツリフネソウやアキチョウジも見ることができた。また、ヤマビルにも取り付かれた(2016.9.22)。 |
左=キタヤマブシ 右=オハラメアザミ |
左=フジバカマ(アサギマダラの食草として植えられたもの) 右=ミヤマママコナ |
左=タマゴタケ 右=カサタケ |
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