「行きたい山」で希望の多かった八ヶ岳に行ってきた。一般的に北か南でそれぞれ登られるが、一日多く日程を取って縦走する計画にした。目的地は阿弥陀岳から縞枯山で、南北の両端は別にテーマを設けて来年計画している。山登りを始めた人が、高い山でまず登ってみたいと思うのが八ヶ岳連峰であろう。オフシーズンの週日なのに多くの参加者があり、賑やかに実施した。 二つの台風が、前後して日本列島の南北を通過する事態になったが、比較的恵まれた天気に予定どおり行動できた。豪雨でないかぎり雨はそれほど心配していなかったものの、風で動けないこともあり得ると、変更プランを考えて出発する。結果として台風が温帯低気圧に弱まり、風雨はそれほどでもなかったことが幸いした。 悪天の日。出発前に歩き方と耐風姿勢を説明し、赤岳から夏沢峠までは時間をかけて慎重に進んだ。硫黄岳と天狗岳(東天狗)では南西からの強風を体験した。初めて経験する方もあり、これからの山行に生かされることだろう。また、火山性の山道の特徴も認識できたのではないだろうか。 最終日は晴天が戻ってきて、北八ツの樹林と展望をゆっくり楽しむことができた(2016.9.6〜9.9)。 |