探山訪谷[Tanzan Report] |
No.277【白山(別当出合〜南竜ヶ馬場〜御前峰〜大汝峰〜弥陀ヶ原〜別当出合】 |
大汝峰から見た剣ヶ峰(左)と御前峰(右) |
双六岳から槍・穂高連峰を望む(御前峰で。下の写真も同じ) |
越中沢岳(左)と薬師岳から黒部五郎岳の山稜(高いピークは水晶岳か?) |
翠ヶ池 |
砂防新道のお花畑を下る |
積雪期をはじめ、沢登りなどで白山とその周辺の尾根と沢をいくつも登ってきたが、夏の最盛期に一般登山道を歩いた経験はこれまでなかった。多くの希望者があるので、初めて別当出合から一泊二日の山行を行なった。いろいろな事情で泊りがけの山行ができない人も含め、年に一度ぐらいは大きな山へ出かけようという登山講座の延長にある企画。もちろん登山者が多いことも織り込み済みで、夏休みの週末にこちらも大人数で行く計画である。7月には及ばないものの、夏の花が多く見られることを考えて上記のコースを選択した。 入山日は、これまでに経験したことがないような気温と暑さに汗の出方が尋常でなく、数名がすぐに遅れ始める。だれもが熱中症になってもおかしくない状況だった。それでも、午後はガスがかかって日射しが遮られたことと標高が高くなったため、参加者の調子も良くなってきた。結果として3名のスタッフ態勢が功を奏し、予定どおりに無事終えることができた。 なにより感動したのは、花の多さとお花畑の規模の大きさ。南竜道と室堂周辺、そして砂防新道がすばらしかった。ハクサンイチゲやチングルマなどは開花の時期がすでに終わっていたが、「花の百名山」を実感した二日間だった。花はコースの順路に沿って掲載(2016.8.6〜8.7)。 |
左=クサボタン 右=ソバナ |
左=ノリウツギ 右=キオン |
左=ミヤマシシウド 右=センジュガンピ |
左=オオハナウド 右=カニコウモリ |
左=クロクモソウ 右=ノリクラアザミ |
左=タカネコウゾリナ(カンチコウゾリナ) 右=ハリブキ |
左=フジアザミ 右=オオレイジンソウ |
左=ヤマハハコ 右=ハクサントリカブト |
左=タテヤマアザミ・サラシナショウマ 右=サラシナショウマ |
左=ミヤマアキノキリンソウ 右=ハクサンフウロ |
左=シモツケソウ 右=イブキトラノオ |
左=ヤマブキショウマ 右=カライトソウ |
左=ミヤマセンキュウ 右=ミヤマダイコンソウ |
左=モミジカラマツ 右=オヤマリンドウ |
ネバリノギラン |
左=ニッコウキスゲ 右=ミヤマキンポウゲ |
左=ミヤマリンドウ 右=ミソガワソウ |
左=オタカラコウ 右=ミヤマダイモンジソウ |
左=イワイチョウ 右=ミヤマホツツジ |
左=イワショウブ 右=ミヤマオトギリ |
左=アオノツガザクラ 右=イワギキョウ |
左=イワツメクサ 右=コメバツガザクラ |
左=ヨツバシオガマ 右=クルマユリ |
クロユリ |
左=ノアザミ 右=ミヤマコウゾリナ |
左=タカネナデシコ 右=タマガワホトトギス |
左=ヨツバヒヨドリ 右=キツリフネ |
左=ホタルブクロ 右=アカショウマ |
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