探山訪谷[Tanzan Report] |
No.274【野坂岳の眺望】 |
遠景左から横山岳・金糞岳・伊吹山。手前中央は岩籠山 |
蕎麦粒山(手前右は横山岳) |
部子山・銀杏峰・荒島岳(左奥)と上谷山(手前)。右へ笹ヶ峰・三周ヶ岳・黒壁(高丸)・三国岳の稜線。右手前は大黒山 |
西方ヶ岳(左奥)と旗護山(左手前)。敦賀湾の向こうにホノケ山・日野山が見える |
白山(左から四塚山・七倉山・大汝峰・御前峰) |
能郷白山(手前はバンドー丸・三周ヶ岳) |
左から青葉山・久須夜ヶ岳と常神半島(鋭峰は梅丈ヶ岳) |
近江坂が越える尾根(左)と雲谷山の山塊(右) |
黒河川上流と乗鞍岳の山稜 |
梅雨前線が近畿南部にかかり、台風の影響も受けて不安定な天気が予想された日に、野坂山地の盟主である野坂岳へ行ってきた。敦賀市の山から入山し、粟野へ下山するコースを選ぶ。美しいブナ林と展望を期待して計画したが、出発時は今にも雨が降りそうな気配であった。 ところが、曇り空ながら周辺の景色が木々の間から眺められ、ひょっとしたら敦賀半島や若狭湾が見えるのではないかと期待が膨らんだ。この日の気温と湿度の高さは異常なほどで、歩き出して10分もすると全員がサウナへ入ったような状況になった。上部のブナ林で涼しい風が吹くことを祈りながらひたすら登る。あちこちにヒメシャラの花が咲いており、低い樹高のものも多かったので白い花を存分に見ることができた。また、ツチアケビにも出会った。 山頂では風が通り、気持ちよく昼食の時間を持つ。南方は、前線の影響からか稜線に雲がかかって徐々にこちらへ近づいてくるものの、北から東にかけては低い雲が切れてついに白山まで見られるようになった。なんという幸運! 結局1時間ほど滞在して、山座同定を楽しむことができた(2016.7.8)。 |
ツチアケビ |
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