探山訪谷[Tanzan Report] |
No.261【高野山を歩く】 |
左=丹生都比売神社の輪橋 右=百二十町近くに建つ二ツ鳥居 |
左=オドリコソウ 右=ヒトリシズカ |
町石道(百三町付近) |
左=高野山の入口にあたる大門 右=総本山・金剛峯寺 |
左=奥之院への入口・大橋(一ノ橋) 右=宿坊の無量光院 |
左=「三山巡り参詣道」の標石(奥之院) 右=ショウジョウバカマ |
左=摩尼山から楊柳山ヘの道 右=楊柳山の山頂 |
一本杉 |
根本大塔と奥高野の山々(弁天岳から) |
高野山へ行くなら、宿坊で一泊して山内をあちこち歩きたいと思っていた。もちろん、日帰りでも行けるし大門や金剛峯寺などは知っているものの、総体としての時空をぜひ体感したいと考えたからである。そこで、天野の里から町石道で大門に達し、高野三山と弁天岳に登って一周するコースを設定した。 天野から八町坂あたりは春の花が咲き誇り、若葉の緑で山が染められている。歴史ある道はさすがに風格を備え、町石を数えながら山上をめざす。途中の矢立では「やきもち」を味わった。翌朝は早くに宿坊を出て、壇上伽藍や女人堂・金剛三昧院などを訪ね、勤行の音だけが聞こえる寺院と静かな町に浸る。朝食後、奥之院から摩尼山・楊柳山・転軸山を廻り、女人道で再び女人堂へ。最後は弁天岳を経て大門へ下った。庶民に親しまれてきた弘法大師を巡る二日間。心が洗われたのか、帰宅後も穏やかな気持ちがつづく(2016.4.23〜4.24)。 |
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