探山訪谷[Tanzan Report] |
No.256【熊野古道「伊勢路」を歩く】 |
左=始神峠 右=馬越峠の石畳 |
左=梯子で上る天狗倉山の巨岩 右=尾鷲と八鬼山を望む(天狗倉山) |
オチョボ岩から引本浦・熊野灘を望む |
八鬼山越の石畳 |
左=蓮華石と烏帽子石 右=三宝荒神堂 |
左=桜の森広場から熊野灘を見下ろす 右=猪垣がつづく道(名柄一里塚付近) |
今回のゴール、三木里の浜辺を歩く |
前から行きたいと思っていた熊野古道「伊勢路」を歩く機会が訪れた。初めてなので、そのハイライトともいえる馬越峠と八鬼山越を選んだ。ウォーミングアップの始神峠を含め、2日で三つの峠を越えた。温暖な地方だけに、冬型の気象配置が狙い目と思って計画したが、見事にその意図が適中し晴天に恵まれた。 世界遺産に登録されているだけに、どのコースもさすがに施設・設備が整っている。登り口には駐車場とトイレがあり、歴史的背景を説明する案内看板や標識が我々を手助けしてくれた。海辺から峠を越えて再び海辺へ下りる。そんな古道の魅力を味わった。せっかくなので、近くの山にも登り海岸線の眺望も楽しんだ。山側は岩の多い険しい地形が特徴で、鋭いピークが目を引く。 参加者の評価も良かったので、今後は熊野本宮大社まで少しずつ繋いでいければと思う。紀伊は僻遠の地で、感覚的にも隔たったイメージを持っていたが、紀勢自動車道が延長されてそのギャップがグッと縮まった。 |
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