探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.249【山羊戸渡】
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 左=六甲川の流れ(弁天滝)  右=急峻な尾根(取付の上部)
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 六甲川・西谷の出合
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 左=表六甲道路を見下ろす  右=山上の建物群と六甲ケーブルの駅
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 林の下に岩場が隠れる
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 左=岩稜  右=小ギャップ
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 上部からみた山羊戸渡
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 以前から気になっていた山羊戸渡(やぎのとわたり)を確認しに行ってきた。戸を立て掛けたような幅の狭い尾根と、岩場や急斜面を上り下りする山羊を合わせた呼称だけに、どういう経緯で名付けられたのだろうか。地名も検証する必要がありそうだ*。2.5万の地形図にも記載され、興味を覚える方も多いに違いない。日本では扱いが比較的少ない「山羊」だけに興味をそそられる。
 六甲川の上流に位置し、詰まった等高線で囲まれたエリアが目を引く。尾根の途中に顕著なピーク(ca510m・ca630m)があり、小さな岩峰とギャップが連続する尾根筋はなかなかおもしろい。距離=1km弱、標高差=250mと小規模ながら、岩場の基礎があれば楽しめるルートと言えよう。

 *六甲山に詳しい方によると、H. E. ドーントが発行する“INAKA”〔Vol. 6 1917(大正6)年 東洋廣告取次會社印刷部〕にGOATS’RIDGEが写真とともに記載されているようだ。やはり、西洋由来の地名ということだろう。いちど神戸市文書館で閲覧したいと思う。ちなみに、『近畿の山と谷』〔1932(昭和7)年 住友山岳會〕では天狗塚との関連でふれられ、谷筋のルートが図版に載っている。
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