探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.232【はじめての沢歩き】
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 左=堂山を見ながら吉祥寺谷へ  右=徒渉の練習
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 小滝の下をへつる
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 左=この谷最大の2号堰堤上部に広がる砂地  右=ゲーターに食らいついたヤマダニ
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 左=上流のナメを快適に登る  右=空石積みの一ノ谷堰堤(H=4.5m、L=24m)
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 上部の林道から見た堂山
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 昨秋の芦生研究林で好評だった沢歩き。ロープを使って滝を登ったり廊下を泳いだりという沢登りでなく、簡単な徒渉と水辺を歩く楽しみがあることを知ってもらった。
 そこでこの夏に計画したら、思いのほか多くの参加者があって当日を迎えることになった。場所は大戸川支流の吉祥寺谷。登山講座ではじめての沢歩きをテーマにした山行だけに、サポート側も人数を増やして対応した。小雨が降る蒸し暑い日だったが、みんな水と戯れる楽しい一日になったようだ。
 まず、水の中を歩く上での注意点と増水時の対応などを説明し、下流で摺り足の徒渉を練習してから溯行を始める。小滝では岩場での三点確保(支持)を活かし、参加者の調子も徐々に上がっていくのが感じられた。なかには、足を滑らして滝壷へはまる場面もあったが、基本を守らないと事故につながること。ごまかしがきかないことを、身をもって体験してもらった。最後は明治24年建造の一ノ谷堰堤を越えて、太神山のアルプス登山口に下山した。
 また、この日は堰堤の高巻きでヤマダニに食いつかれた。5mmを超える大きさは数十年ぶりだ。十分注意して行動する必要がある。
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