探山訪谷[Tanzan Report] |
No.231【剱岳】 |
左=前剱大岩付近 右=別山尾根を登る(背後は剱沢・立山) |
左=平蔵ノ頭と本峰(右) 右=4mの鉄の橋を渡り、鎖場を前剱ノ門へ |
左=前剱を振り返る 右=平蔵ノ頭から「カニのたてばい」へ |
左=「カニのたてばい」の上部(遠景は大日岳の稜線) 右=剱岳に登頂 |
山頂から望む毛勝三山 |
東面は後立山の山々が連なる(左は旭岳・白馬岳、右は鹿島槍ヶ岳) |
左の鋭峰は前穂高岳。中央から右に槍ヶ岳・穂高連峰(手前は富士ノ折立・大汝山) |
左=「カニのよこばい」の鎖場 右=その下にある垂直に近い梯子 |
左=チシマキキョウ 右=ミヤマトリカブト |
西には白山の山なみが連なる |
左=群生するコオニユリ 右=わずかに残る雪渓を横断して剱沢小屋へ |
剱沢キャンプ場と剱岳 |
岩と雪で構成された剱岳は、誰もが憧れる山であろう。登山教室の受講者からも、「私にも登れるでしょうか?」と相談が寄せられていた。積雪期以外なら、岩場の基本をおさえておけば難しくないこと。アクシデントに備えた対策ができていれば大丈夫なことを話すと、何人かの希望者が現われた。私ひとりでは対応できる人数が限られるため、もちろん分けて実施する予定だ。事前に、金毘羅山で岩稜歩きとセルフビレーを中心に練習して当日を迎えた。 3泊4日という十分な日程を組み、登頂予定日が荒天の場合は停滞する計画である。本峰をめざす日は正午頃から雨の予報だったので、それまでに小屋へ帰れるよう早朝に出発する。ルートには13番まで鎖が設置され、無雪期なら問題なく行動できるようになっていた。それぞれ、技術面での心配はまったく感じられずに4時間ほどで山頂へ達した。帰途は、各所で見られる高山植物を写真に収めながら、時間をかけて剱沢へ戻った。昼にビールで乾杯(2015.8.20)。 |
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