探山訪谷［Tanzan Report］

No.223【梅雨の石鎚山】

左＝神門（成就社）　　右＝ブナ林（先社ヶ森）

左＝弥山山頂（石鎚神社奥宮　頂上社）　　右＝弥山から北西方向を見下ろす

天狗岳（弥山から）

左＝イヨノミツバイワガサ　　右＝コメツツジ

左＝ヒメレンゲ　　右＝トゲアザミ

登山講座で、多くの希望があった伊予の石鎚山へ行ってきた。なにより、西日本の最高峰へ登ることを優先し、景勝地と温泉にも立ち寄る欲張った計画である。現役世代が中心なので、金曜の夜に出発して日曜に帰るという制約を生かして考えた。 　心配した雨はそれほどでもなく、ガスが一瞬晴れて海を望むこともできた。山頂部では、愛媛県の絶滅危惧種の花に出会い、日帰りの山行ながら充足感を味わった。他の人たちはほとんどが成就社からの表参道だったが、土小屋へのコースは花と樹林が美しい静かな道で、休憩を挟みながらバスの時間に合わせて下った。 　また、下山後の古岩屋の岩峰群はまさに山水画の世界。道後温泉本館でもゆっくり過ごして、楽しい山旅だった。

左＝霧に覆われた古岩屋の岩峰　　右＝古岩屋不動尊堂と不動岳

左＝ウツボグサ　　右＝キツリフネ

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