探山訪谷[Tanzan Report] |
No.221【久々の大峰】 |
左=指弾窟 右=笙ノ窟 |
左=鷲ノ窟 右=小普賢岳付近の梯子を登る |
左=ウスギヨウラク 右=ヒカゲツツジ |
七曜岳からの下山道 |
林床を埋める苔類・シダ類 |
とつぜん豊富な水が湧き出す無双洞 |
水簾ノ滝 |
左=底無井戸 右=ヒメシャラ林 |
和佐又山ヒュッテへ下山 |
往復に時間のかかる西大台だけでは勿体ないので、和佐又山に泊まって大峰の大普賢岳にも登った。かつて、伯母峰から稜線伝いにピークへ達し、脇ノ宿跡から柏木(川上村)に出て以来である。 案内書によると、和佐又山ヒュッテをベースに笙ノ窟から山頂に出て奥駈道を七曜岳まで縦走し、水太谷の上流をトラバースして戻るコースが載っていた。地元の上北山村から発行されている地図やパンフレットも同様で、一般向として紹介してあった。険しい地形や樹林の美しさが大峰らしいので、みんなで行こうと選んだ。 結果は9時間に及ぶハードな道で、終日雨天だったとはいえ修行のような体験だった。とくに、両サイドが切れ落ちた急斜面や岩場。ナメや滝を懸ける谷と植生。こうした特徴的な景観は、さすがに大峰山脈だと今いちど感じ入った。都市近郊の山とは質もスケールも異なる自然は、バラエティ豊かな要素がギュッと詰まっていた。 |
→「探山訪谷」へ戻る|→ホーム(トップ)へ戻る |