探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.220【西大台利用調整地区】
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 左=西大台の入口に建つ大台教会  右=松浦武四郎分骨碑
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 左=ホンシャクナゲ  右=コミヤマカタバミ
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 開拓跡付近(コウヤ谷)
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 湿地を埋めるバイケイソウ(開拓跡付近)
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 「カボチャの木」と呼ばれるミズナラ
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 展望所から望む大蛇グラ(「山」冠に「品」)
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 小処温泉側の出入口
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 登山講座で、希望が多かった大台ヶ原山の「西大台利用調整地区」へ行ってきた。この辺りへ頻繁に行っていた頃は何の規制もなかったが、現在は自然公園法に基づいて利用が制限されている。優れた自然環境を将来にわたって保護していくには、必要な措置だし遅かった印象を持つが、自然との付き合い方を考える上でその雛形のひとつといえる。2006年の指定以来(運用=2007年)、申請手続や利用方法への意見・批判がときどき話題に上る。初めて一連の流れを経験して、いろいろ感じることも多かった。願わくば、この制度がベースとなって先進国と肩を並べる社会的なルールやマナーにつながってほしいものである。
 実際の景観は写真を見ていただくとして、林床にバイケイソウとカワチブシが群生する景観は異様ともいえるものだった。植生の保護エリアを設けるなど対策はこうじられているようだが、自然の移り変わりをどう評価するかがいちばんの難題であろう。5月中旬。鮮やかな緑の下で、ワチガイソウとコミヤマカタバミの花が目立っていた。
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