探山訪谷[Tanzan Report] |
No.218【南丹と北摂】 |
左=出発地点の中畑回転場には高槻市営バスで行ける 右=雰囲気のよい明神ヶ岳への登山道 |
明神ヶ岳の尾根からは亀岡盆地と愛宕山が近い |
明るい黒柄岳に向かう林道 |
田能盆地の中心にあたる樫田小学校付近 |
大阪府と京都府の境界に位置する明神ヶ岳・黒柄岳は、高槻市側からのコースがよく知られていて北接の山というイメージが強い。だが、南麓の樫田地区は古くは丹波国亀山藩で、田能・中畑・二料・出灰・杉生の五つの村で構成されていた。1958(昭和33)年まで京都府南桑田郡だったが、府を越えて高槻市に編入された。原因は、京都府の行政に問題があったといわれている。山々の景観がどこか丹波を思わせるのは、それまでの歴史が反映されているからだろう。明るく開けた雑木林が多く、春先にはタムシバの白い花があちこちで見られる。ポンポン山や小塩山が多くの人で賑わうのに対し、静かな山行を楽しむことができるエリアとしてお勧めだ。詳しい案内は『山と溪谷』2015年5月号(No.961 May)の「郷山めぐり」で。 |
『山と溪谷』2015年5月号の表紙 |
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