探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.217【半国山の眺望(3月)】
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 登るほどに深山が近くに望まれる
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 亀岡盆地の向こうに愛宕山の山塊が横たわる
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 伸びやかな小塩山からポンポン山の山稜
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 北摂の山々と六甲
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 左=音羽渓谷の滝 右=重要文化財の五重石塔
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 春らしい天気の亀岡盆地から、半国山の頭が少し覗いていた。丹波国の半分が見えるとか、摂津と丹波が半分ずつ見えるといわれる山である。眺望を期待して赤熊のバス停を出発した。雪解けの時期で水が多い音羽渓谷を眺めながら、「牛つなぎ」の広場まで登ると周囲の山々が見え始めた。ときおり、雪雲がやってきてはしばし雪を叩きつけるが、狭い青空からは陽も射していた。
 山頂に着くとまあまあの視界で、さっそく四周の景色を確認する。愛宕の山塊は雲の通り道になっていて、山容をはっきり望むことはできなかった。そのうちに、こちらも雲に覆われてきた。昼食を先に済ます方が多いが、見える時にはまず目に焼きつけておかないとと思い眺望を優先する。滞在した20分のちには、アウターを着ないといけないほどの風と雪になった。
 この季節は初めてだったが、雑木林の美しさと金輪寺の五重石塔・九重石塔(鎌倉時代)も見応えがあったし、参道もよい雰囲気を留めていた。式内社の宮川神社から宮川バス停に下山したら、また雪と霰が降り始めた。
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