探山訪谷[Tanzan Report]
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 No.214【梅の花を愛でる】
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 雌岡山の梅林(背後の山は雄岡山)
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 梅林に咲く白梅と紅梅
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 春霞で明石海峡大橋の支柱がかろうじて見えた
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 「須磨アルプス」から鉢伏山(右奥)が並ぶ六甲の西端も、うっすらとしか見えない
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 以前に訪れた雌岡山(No.161)の梅林が気になって、花の時期に訪れたいと思っていた。自分の誕生月からかもしれないが、寒空に花を咲かせる梅が気になる。その凛とした姿と、微かに漂う薫が春浅い季節によく合っている。もうひと月もすれば、彩り豊かな光景に誰もが心浮き立つのだが、その先駆けが気持を捉えるのだろう。華やかさでは桜に適わないものの、際立つ芯の強さが魅力だ。
 京都の青谷をはじめ、有名な梅林は関西各地にある。六甲では岡本も知られるが、ここは周囲の展望がよくその良さも期待していた。出かけた日は、晴れたり曇ったりの天候で、淡路島などはよく望むことができなかった。西寄りの風が強く、黄砂や霞の影響を受けたようである。開花状況も三分咲きといったところで、なかなかよい時に出会うのは難しいものである。
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