探山訪谷[Tanzan Report] |
No.21【『ヒマラヤの東――チベットのアルプス』(Die Alpen Tibets)】 |
“Die Alpen Tibets”のカバー |
等高線表記の地図例〔念青唐古拉山脈最高峰=ネナン(6870m)付近 ※この地図の表示には、クレジットを重ねてあります〕 |
山岳写真例(ネナン ※この写真の表示には、クレジットを重ねてあります) |
横断山脈を中心とした地域を、地図と写真で網羅する豪華本“Die Alpen Tibets”が、このほどドイツで刊行された。カラー写真260葉、概念図・地図(等高線表示)多数で構成され、公的な地形図が手に入らない同地域において、世界でもっとも詳しい内容を誇る。テキストはドイツ語で、著者はこの世界ではよく知られた中村保氏。この種の書籍が、数千部という単位で出版されることに、ヨーロッパの価値観や文化的な懐の深さが読み取れる。 対象としている山域は、長江(揚子江)の西側で、念青唐古拉山脈東部、カンリガルポ山群、深い浸食の国(三江併流)など。ページを繰るごとに、未知なる山岳景観や人々の姿が現われる。そこには、今もチベットで行なわれる「樹葬」も載っている。「世界にもう登るべき山はない」と嘆く「登山家」や、「世界の情報は何でも手に入る」と思っている「文化人」に読ませたい本だ。 Detjen-Verlag 290×240mm 288ページ 上製本 2008.4 ISBN:978-3-937597-25-6 44.95ユーロ(ドイツ国内販売価格) お問い合わせはメールでどうぞ →メール |
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