探山訪谷[Tanzan Report] |
No.202【秋の芦生】 |
アシウスギの巨木(赤崎中尾根) |
左=佐々里峠の黄葉 右=落雷で空洞になったスギの大木 |
櫃倉谷を溯る |
左=地面を覆うトチノキの葉 右=上谷上流の樹林 |
野田畑 |
新緑の芦生の森へ行った方から、紅葉の時期にもぜひ訪れたいと声が寄せられていた。そこで、前回とは異なるコースを考え、アシウスギの群生地と美しい広葉樹林をテーマに企画してみた。往路は余裕があるため、片波川源流域のアシウスギ群生地(京都府自然環境保全地域)にも足を延ばした。翌日は櫃倉谷から杉尾坂の峠を越えて上谷に入り、地蔵峠を経て生杉に下った。 いくら道があるとはいえ、コース中には徒渉地点が何箇所もあるため、フェルトシューズや渓流足袋を用意してもらった。参加者の印象は思った以上に面白かったようで、沢歩きの魅力も感じてもらえたようだ。それを生かすため、次のコースを考える必要が出てきた。 紅葉(黄葉)は、まだ少し早かったが、この山域の特徴であるアシウスギの混じる広葉樹林に浸りきった2日間だった。その一週間後、今度は生杉のブナ林に出かける。木々はすっかり色づいており、季節の推移を感じることになった。 |
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