探山訪谷[Tanzan Report] |
No.184【武奈ヶ岳の認知度】 |
西南稜から武奈ヶ岳を見上げる |
左=急登の途中で休憩(御殿山コース) 右=ヤマツツジ |
左=ベニドウダン 右=頂上をめざして(西南稜) |
左=南主稜を望む(前景はシャクシコバの頭、右奥は蓬莱山) 右=明王院へ下山 |
関西では馴染み深い比良山系も、名古屋や東京では知名度が低い。だから、バスを仕立てて武奈ヶ岳へ登るという企画が実施できるのか心配したが、なんとか数を満たしたようだ。 坊村で待っていると、蓬莱山や武奈ヶ岳へ向かうツアー登山パーティをいくつも見送った。どれも関西発である。なかには、沢をめざす(渓流遊び)団体もあって、スタッフが装備一式をみんなに手渡していた。もちろん、個人やグループもそれぞれに出発。若い人が多く、最近の山事情を反映しているような光景であった。 午前10時を過ぎてからバスが到着した。身体をほぐしたり準備に約30分。時間の制約から御殿山コースの往復しかできないが、6時間が予定タイムだ。前半の急登をゆっくりこなし、西南稜では花や景色を愛でながら歩いた。頂上では他のツアーとも出会い、知ってる顔がガイドをしていた。この日の状況から、人を集めることができることを実感した。 雲が多く、琵琶湖ははっきり望めなかったものの、参加者の評価は高かった。なかでも、樹林帯を抜けてからの開放感と多くの花々が印象に残ったようだ。東国の人たちに、西の山に関心を向けてもらうきっかけになったのではないだろうか。 |
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