探山訪谷[Tanzan Report] |
No.181【5月の芦生】 |
左=瀟洒な芦生研究林事務所 右=現役の林用軌道 |
トチノキ(灰野) |
左=シャク 右=新緑に映えるツツジ |
左=シャクナゲ 右=大岩を抱える巨樹 |
左=佐々里峠〜一ノ谷山の尾根からブナノキ峠方面を望む 右=思わず足を止めた台杉 |
由良川本流 |
鮮やかな緑に包まれて軌道を歩く |
青葉・若葉の5月に、一泊二日で由良川源流の芦生の森へ2回行った。希望者が多く、研究林の入林規定にしたがって許可を取得し、現地のガイドツアーでは行かないルートを計画。週末にかからない日程だったが、他の入林者やツアーグループに何組も出会った。芦生は今や全国から注目を集める場所のようで、宿泊施設も変更させられる盛況ぶりである。 思えば、高校1年の時に佐々里峠を越えて一泊し、一ノ谷を詰めて一ノ谷山(大段)に登ってから通った山域である。須後から由良川本流を一日で周回したこともあったし、古い峠道を探して尾根を忠実にトレースしたこともある。 この季節の注目点は、アシウテンナンショウをはじめとするマムシグサの仲間。あちこち目にしながら、違いを確認して歩いた。一週間の間があったため、咲く花の違いなどもよく理解できた。 なにより、ブナ・トチ・カツラ・ケヤキなどの巨樹と対面でき、そのすばらしさをみんなで称えあった。背丈を超えるかつての薮は姿を消し、どこも歩きやすかった。紅葉・黄葉の時期にも行きたいとの声が既に寄せられており、今後も通うことになりそうだ。 |
アシウテンナンショウ |
ブナ林(傘峠付近) |
左=コウライテンナンショウ 右=ウスギヨウラク |
左=オオイワカガミ 右=ケヤキ(ケヤキ坂) |
左=チゴユリ 右=サルメンエビネ |
八宙山付近の大杉 |
→「探山訪谷」へ戻る|→ホーム(トップ)へ戻る |