探山訪谷[Tanzan Report] |
No.170【脚光を浴びる年保玉則(果洛山)】 |
年保玉則山群西面(隆格山から) |
左=中国パーテイの登攀ルート(2011年) 右=登頂したピークから見た主峰(1989年) |
1989年に行った年保玉則(果洛山=中国青海省果洛蔵族自治州)が、にわかに注目を集めるようになった。当時会員だった山の会のチームで計画した山岳である。我々は日程がずれ込んでいたため、予備日がなく主峰に登頂することはできなかった。また、アプローチが夜で周囲の景観を見ることもできなかったし、入山日の前日は悪天で動けなかった。インターネットによると、中国パーティが2011年に主峰へ登頂したようである。 昨年、横断山脈の第一人者である中村保さんが同地を訪れて、西面のパノラマを撮影された。南北40kmに数多くの針峰が連なり、四川省の四姑娘山群を凌ぐクライミングのフィールドであることが明らかになった。さっそく欧米から反響があり、問い合わせがつづいているという。現在、山座同定とこの山域の地図を作成中。 詳しくは、『岳人』2014年4月号に掲載の「青海省のクライミング・パラダイス――年保玉則」で。 |
『岳人』2014年4月号の表紙 |
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