探山訪谷[Tanzan Report] |
No.165【笠置の岩と行場】 |
左=布目川の河床 右=甌穴 |
美しい木津川の景観 |
左=ユキワリイチゲの葉で埋まる川岸 右=点名「笠置山」の三等三角点 |
笠置山とその周辺を訪ねて、岩と水の風景を満喫してきた。白い花崗岩が主体だけに、彩りの少ない季節でもよく映える。そして、笠置寺の行場にも立ち寄り、修験道場として栄えた信仰の歴史を偲ぶことができた。「修二会」(お水取り)が行なわれる二月堂をはじめ、東大寺には三月堂(法華堂)と四月堂(三昧堂)があるものの、正月堂は笠置寺にしかないことなど、興味を引く説明がよかった。山頂には後醍醐天皇の行在所跡があり、傍らに「うかりける 身を秋風に さそわれて おもわぬ山の 紅葉をぞ見る」の碑もあった。 山名から、遠足のイメージで参加した人が多かったものの、木津川から急峻な尾根を「笠置山」の三角点へ登るなど、なかなか充実した山行になった。平日にもかかわらず、笠置大橋周辺の大岩にはボルダリングをする人の姿が目についた。 |
左=薬師石・笠置石付近(奥は正月堂) 右=弥勒大磨崖仏 |
左=本堂にあたる正月堂 右=千手窟から虚空蔵磨崖仏ヘの道 |
左=虚空蔵磨崖仏 右=胎内くぐり |
左=太鼓石 右=ゆるぎ石(一人の力でも揺らすことができる) |
左=平等岩から蟻の渡渡りへのルート 右=貝吹き岩 |
参道にも大岩が横たわる |
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