探山訪谷[Tanzan Report] |
No.16【カンリガルポ(Kangri Garpo)の踏査と探険】 |
『ヒマラヤの東 カンリガルポ山群――踏査と探険史――』 |
チベットには、世の中に知られていない広範囲な地域が今も存在している。カンリガルポ(Kangri Garpo)もその一例だが、その呼称は反対に一般的だ。「白い雪の山」は各地に存在し、「カン」〜「カ」、「リ」、「ガポ」〜「カルポ」の付く山は、ヒマラヤやその周辺で数多くみられる。 ここには、中国で最大規模の氷河があり、中国の科学調査も行なわれている。しかし、その全貌はまだ明らかになっていない。近年、各国の登山者や研究者らから注目され、徐々にそのベールを脱ぎつつある。 最近になって、地名調査や探険史の検証をまとめた書籍が刊行された。その地道な仕事とその成果は、今後の歴史で評価されるだろう。 A5判 818ページ 上製(ケース入り)+1:650,000および1:445,000の概念図付き 定価=10,000円(税込) 松本征夫【編著】/辻 和毅・渡部秀樹【著】 櫂歌書房 *「まつもとゆきお」氏の「ゆき」は、正しくは行人偏に正が上下に二つ |
カンリガルポ(Kangri Garpo)の概念図 |
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