探山訪谷[Tanzan Report] |
No.158【大田の小径】 |
左=太田神社の参道 右=カキツバタの群落(天然記念物) |
左=神社の前に立つ「北大路魯山人生誕地」の碑 右=道標の完備する小径を歩く |
京都ゴルフ倶楽部上賀茂コース方面を見下ろす |
尾根の上から比叡山を望む |
いつでも行けると思っていても、なかなか訪れることがかなわない土地がある。上賀茂の大田神社周辺もそんな場所であった。ちょうど山岳連盟の紅葉観察会が開かれるので参加させてもらった。観察場所は、上賀茂神社・二葉稲荷神社・大田神社・京都大学上賀茂試験地などである。 ここで初めて知ったのは、カキツバタの群生地が高層湿原だということ。たしかに泥炭層が盛り上がっていた。近くの深泥ヶ池も氷河期の名残りで、この地域は貴重なものが身近に存在する。そして、地元の方々が大切にされているのだろう。神社背後の里山に、散策を楽しむための道が設けられていた。一般に、市街地の周辺はあまりよい印象を得られるところは少ないが、この道はなかなか雰囲気がよかった。 観察会が終わってから、もうひとつ気になっていた神山にも足を延ばした。登山とは別の世界だが、あらためてこの地の魅力を感じる一日であった。 |
→「探山訪谷」へ戻る|→ホーム(トップ)へ戻る |