探山訪谷[Tanzan Report] |
No.148【沖島を歩く】 |
西岸の風景。湖上に仕掛けられたエリの向こうに比良連峰が横たわる |
左=船上からみた町並み。家ごとに漁船が係留されている 右=校舎の前を赤崎へ |
左=「見はらし広場」の眺望。前景は伊崎山(左)から奥津山。中景が繖山。 右=人も荷物も、移動の主役は三輪車 |
No.113で「琵琶湖の蓬莱山」を取り上げたが、この一年で沖島を取り巻く状況が変わった。今後、島の景観が大きく変化すると思われる。 これまで海洋の島々を対象にしてきた「離島振興法」が湖の島にも適用され、「離島」として指定されたからである。道路をはじめとする生活基盤や行政サービスなど、本土と格差のあったものが同じようになるだろう。これまで、独自の暮らしや生業がつづいてきた地域だけに、その風土を財産にして島の将来を考えてほしいものだ。便利になって失われたものが多い過疎化対策。新しい価値観でビジョンや計画がつくられることを切に願う。 『山と溪谷』(2013 November No.943)の「郷山めぐり」で現況を紹介。図版のトイレの位置は、下図の朱書きが正しい。お詫びして訂正します。 |
『山と溪谷』11月号の表紙 |
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