探山訪谷[Tanzan Report] |
No.143【避暑に水辺へ】 |
るり渓の入口に懸かる「鳴瀑(めいばく)」 |
左=「快刀巌」 右=「たいとう泉」 |
左=「龍柯潭」 右=「渇きゅう澗」 |
左=「双龍淵」 右=「沈虎潭」 |
左=「玉走盤」 右=「高臥石」 |
左=「暢申澗」 右=「弾琴泉」 |
左=「玉裳巌」 右=「水晶簾」 |
左=「宝亀巌」 右=「浣紗瀬」 |
左=「碁顛石」 右=「濯錦汀」 |
左=「干幻瀑・會仙巌」 右=「通天湖」 |
深山山頂からの眺望(遠景は愛宕山の山群、前景は半国山から北摂の山なみ) |
残暑厳しい家を逃れて、丹波のるり渓へ行ってきた。園部川の上流にあり、古くは「滑」「滑石」「滑渓」(いずれも「なめら」)と呼ばれていた渓流を、明治時代に観光地として売り出そうと付けられた名称である(当時の船井郡長=三宅武彦による)。 我々の年代なら、小学校の遠足や行楽地としてよく知っているところだろう。最近では、奥るり渓の温泉に多くの人が集まる。「日本の音風景100選」にも選ばれたが、戦前から国の名勝に指定された景勝地である。 いちばんのシーズンは紅葉か新緑の頃だろうが、涼を求める人も多かった。今夏の気象を反映して、谷の水量が少なく残念だったものの、深山の高原では好天に大展望を楽しんだ。秋の気配が感じられ、一息ついた一日だった。 |
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